claviarea 3 コンテンポラリー・ピアニズム/中村和枝と異空間情景
二つの異質な空間とそれらを取り巻く異文化を背景に同じプログラムを実現するリサイタル。大阪公演・ビル8階にある一面ガラス窓のレストランは淀川と中之島を借景とし、クリスタルピアノが鎮座する。東京公演・都会の喧噪から隔絶された礼拝堂は静謐の中に厳かな空気を漂わせる。これら二つの場は、単に西と東の違いだけではなく、それぞれの空間が日常的に持っている背景をも異にしています。音楽はそのような背景にしたがって聴かれ方も、印象も、そして作品自体も変わってしまうかもしれません。演奏後にはアンケートをお願いし、大阪と東京のリスナーによる感想の比較をウェブ上で行います。是非ご参加ください。
大阪公演
東京公演
■演奏:中村和枝(ピアノ)
■企画:山本裕之(作曲家)
■大阪公演
■場所:アイルモレ/大阪市中央区北浜1-1-19
■日時:2003年3月5日(水) 開演19:00(開場18:30)
■入場料:全自由席2500円(ドリンク付き)
■東京公演
■場所:同仁キリスト教会/東京都文京区目白台3-10-9
■日時:2003年3月9日(日) 開演19:00(開場18:30)
■入場料:全自由席2000円
■プログラム:
・清水祥平/永遠の水(改訂初演)
・山本裕之/月の役割
・前田克治/委嘱新作(世界初演)
・大慈弥恵麻/委嘱新作(世界初演)
・松平頼暁/24のエッセーズより#6~#10
・ステファノ・ジェルヴァゾーニ/脱習慣の試み(日本初演)
(順不同)